コミュニケーションの中で、何か新しい案を生み出そうとするとき、私たちがよく陥りやすいものに、「妥協」があります。これは相乗効果と呼べるものではなく、結果としては、非常にレベルの低いものです。これでは、1+1が1以下になってしまいます。
私たちがよく「交渉」と呼ぶコミュニケーションには、この「妥協」を目指したものが少なくありません。
相乗効果とは、誰かの案でもあなたの案でもなく、全く新しい「第3の案」を求めることです。1+1が3以上になるように、お互いが満足できるような解決策を打ち出すことが相乗効果なのです。
組織の中で、リーダーと呼ばれる人の役割とは、まさにこの「第3の案」を導くことにあります。メンバー間の能力を最大限に発揮させ、その能力の和をはるかに超える、チームとしての力を導く仕事こそ、現在の組織に求められている能力でしょう。
相乗効果を発揮するにはどうすればいいのでしょうか。
まず、「相違点」を認め、尊ぶことが必要です。「違いがある」ということが相乗効果のスタートなのです。
会社の中で、全く意見が違う(合わせようともしない)二人がいる場合、協力する意欲が本当にないのであれば、この会社で相乗効果が発揮されることはないでしょう。
一方、完全に同じ意見の人が二人いる場合、その二人のうち一人は不要だということになります。相違点を尊ぶために、いくつかのヒントを紹介しましょう。
常にドアはオープンにしておきましょう。
基礎編 | 1 2 3 4 5 6 7 8 |
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第一の習慣 | 9 10 11 12 |
第二の習慣 | 13 14 15 |
第三の習慣 | 16 17 18 19 20 |
第四の習慣 | 21 22 23 24 25 26 |
第五の習慣 | 27 28 29 30 31 |
第六の習慣 | 32 33 34 |
第七の習慣 | 35 36 37 |
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