今回は、ミッション・ステートメントの作成を行います。
ミッション・ステートメントは、あなたの人生がどういうものなのかを表す信念やモットーのようなものです。それは人生の構想図であり、人生という旅をするための地図ともいえるでしょう。
『7つの習慣 成功には原則があった!』の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士は、ミッション・ステートメントについて次のように述べています。
目的を持って始める最も簡単で大きな効果をもたらす方法のひとつは、ミッション・ステートメントを書くことである。そのなかで自分はどうなりたいのか、何をしたいのか、そして、自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにするのだ
ミッション・ステートメントの例を紹介しましょう。
例1
例2
私は何があっても家族の幸せを第一優先とする。幸せに過ごすための経済的基盤を築き、家族全員が自分自身の目標を実現するために手助けをする。何か問題が起これば、全員で話し合い、全員が納得する案を決める。
個人の意思は常に尊重し、自ら意見を述べることができるようにする。家族の存在意識を感じるために社会に貢献できることを全員で行う。
ミッション・ステートメントは、人それぞれの生活、行動における憲法といえます。ですから形式や内容、分量は人それぞれ。こうでなければいけない、というものは全くありません。
ただ、いきなり書こうとしてもそれは難しいでしょう。そこで私たちからいくつか質問をします。素直に、率直に、本心のままに答えてみましょう。
これらの質問に答えるのは、簡単ではないかもしれません。今すぐに答えるのは無理だと思うこともあるかもしれませんし、考えが変わることもあるでしょう。それでもかまいません。ゆっくりと考えてください。あなたの心の中にある価値観を見つけ出すのが目的ですから。
次に、自分は何が得意なのか、自分が本来持っている才能は何かについて考えてみましょう。誰にでも特技や才能があります。ミッション・ステートメントを作成するには、自分の得意なものを見つけることが大切です。
次の内容について、自分自身に尋ねてみましょう。解答方法は自由です。箇条書きでもセンテンスにしてもどちらでも構いません。
続いて、周りの友人や家族といった身近な人に尋ねてみましょう。
ここまでくれば、ミッション・ステートメントを作成する準備ができたことになります。ミッション・ステートメントの作成方法は、人によって異なります。十人十色といえるでしょう。アップテンポの音楽を聴きながら書く人もいれば、早朝の海岸で波の音を聴きながら書く人もいるでしょう。もちろん書き方に決まりはありません。
また、内容や分量にもルールはありません。2行で終わるものもあれば、10ページに及ぶものもあるでしょう。最初は支離滅裂な文章かもしれません。
大切なことは、とにかく書き出してみることです。うまくまとまらないのであれば、思いつくことを何でも書き出してみましょう。どんな形式でも構いませんから、あなたの手帳やノートに一度書き出してみましょう。
基礎編 | 1 2 3 4 5 6 7 8 |
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第一の習慣 | 9 10 11 12 |
第二の習慣 | 13 14 15 |
第三の習慣 | 16 17 18 19 20 |
第四の習慣 | 21 22 23 24 25 26 |
第五の習慣 | 27 28 29 30 31 |
第六の習慣 | 32 33 34 |
第七の習慣 | 35 36 37 |
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