「あなたが自分自身をどのくらい信頼しているか」は「銀行口座の残高」に例えることができる、とコヴィー博士は説明しています。いったいどういう意味でしょう。これは銀行の預金口座のように、あなたの考え方や言葉、行動が「自己信頼残高」を増やしたり減らしたりしているということです。
たとえば、自分自身との約束を守れたなら、自己管理ができていると感じ、自己信頼残高を増やすことになります。反対に、約束を守ることができなかったら、自分自身に失望し、自己信頼残高が減るのです。
残高がプラスで、黒字を維持できている場合、このように振る舞う傾向があります。
対して、残高がマイナス、常に赤字の人は、上記の逆に振る舞う傾向があります。
ではどのように残高を増やせばよいのでしょうか。簡単に増やせるようになる答えはありません。あなたが、あなた自身に誠実であり続ける。そのように心がけ、不誠実の誘惑を断ち切るしかありません。ですが、誠実であり続けるためのサポートとなるアイデアを伝授することはできます。
預け入れと払い戻しを下記の例にならって、手帳やノートに記録してみましょう。信頼を預けたと思ったら+10点、逆に信頼を損なったと感じたら-5点など、その大きさに合わせてポイントも加減していきます。さあ、週末には何点になっているでしょうか。
日付 | 出来事 | 預け入れ | 払い戻し |
---|---|---|---|
6/20 | 早起きに失敗 | -7 | |
上司にミスを正直に報告した | +3 | ||
コピー機の用紙を率先して補充した | +2 | ||
両親に八つ当たりした | -10 | ||
予定通りの就寝 | +3 | ||
基礎編 | 1 2 3 4 5 6 7 8 |
---|---|
第一の習慣 | 9 10 11 12 |
第二の習慣 | 13 14 15 |
第三の習慣 | 16 17 18 19 20 |
第四の習慣 | 21 22 23 24 25 26 |
第五の習慣 | 27 28 29 30 31 |
第六の習慣 | 32 33 34 |
第七の習慣 | 35 36 37 |
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