人間関係において、ある人と信頼関係がどのような状態になっているのかを考えるための、わかりやすい比喩表現を紹介したいと思います。
それは「信頼残高」と呼ばれるもので、信頼関係の程度を銀行口座の残高にたとえたものです。
銀行口座の残高を増やすには、お金を預け入れるか、預け入れたお金の利子で増やすしかありません。残高があれば引き出して使うこともできますが、引き出してばかりだと残高は減っていき、しまいには底をついてしまいます。
信頼残高も全く同じです。礼儀正しい行動、親切、正直、約束を守るなどの行動を通して信頼残高をつくっていけば、そこに蓄えができます。銀行口座に利子がつくように、信頼が信頼を呼ぶこともあります。
信頼残高とは、「ある関係において築かれた信頼のレベルを表す比喩表現」であり、コヴィー博士は「その人に接する安心感」とも表現しています。 残高がたくさんあればその信頼関係を利用すること、つまり残高を引き出すことも可能です。
少しぐらいの失敗なら、それまでの高い信頼関係から簡単に許してくれるでしょうし、逆に励ましてくれたり、プラスに作用したりする場合もあるでしょう。しかし、それがあまりにも度重なると、信頼残高がどんどん減ってしまい、最終的にはマイナスになってしまいます。つまり信頼関係がない状態になってしまうのです。
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第三の習慣 | 16 17 18 19 20 |
第四の習慣 | 21 22 23 24 25 26 |
第五の習慣 | 27 28 29 30 31 |
第六の習慣 | 32 33 34 |
第七の習慣 | 35 36 37 |
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