働き方は「手帳」で変わる

2行動を変えるには思考を変える

結果を劇的に変えるには?

結果を劇的に大きく変えるには、どうすればいいのでしょうか。

たとえば、あなたが営業担当だとしましょう。思ったように営業成績があがっていません。上司からは「もう少しなんとかしろ」と言われ続けています。

そんなあなたの考え方は、「営業成績を高めるにはとにかく飛び込みの新規開拓件数を増やさなければならない」ということだったとします。これまでもこの考え方で頑張ってきました。今まで以上に必死で新規の飛び込み件数を増やすことに注力すれば、これまでよりも訪問件数が増えるわけですから、売り上げも少しは増加するでしょう。

ところが、大きな変化はどうでしょう? これまでもその考え方で頑張ってきていたわけですから、訪問件数も爆発的に増えるわけではありません。

結果を変えるには、考え方を変えなければならない

結果を大きく変えたいのであれば、考え方を変え、やり方そのものを見直す必要があります。

つまり「営業成績を高めるには、とにかく飛び込みの新規開拓件数を増やさなければならない」という考え方そのものを変えるのです。

「重点顧客に的を絞ってみよう」「お客さまとの面談時間を増やそう」あるいは「買ってくださいではなく、提案に力を入れよう」「売る件数を増やすのではなく、1件、1件の単価を上げよう」など、根本的に考え方を変えたらどうなるでしょうか?

そうすれば、その考え方に従って行動も大きく変わってくるのです。同じ考え方のまま行動だけを変えると、小さな変化を得ることはできますが、考え方を変えると、行動自体を大きく変えることができます。

考え方とは、あなたの価値観のこと

考え方を変えるとは、具体的にどういうことなのでしょうか?

普段から持っている見方・考え方(パラダイム)というのは、あなたが何かを判断し、行動するときに大きな影響を与えるものです。たとえば、仕事をするうえで「組織がこうだから、自分がいくら頑張っても変わらない」というパラダイムを持っていれば、思い切った提案や行動はほとんど生まれませんが、「自分が顧客のために頑張れば、何かが変わるかもしれない、なんとかなる」という考え方を持っていれば、次々と新しい行動が生まれてくるでしょう。

「働き方に関する考え方」という観点から見るとどうなるでしょう。

ひょっとしたら、あなたの「ものの見方・考え方」自体が、あなたの働き方を束縛していたのかもしれません。

「働き方」に対して、「どうすることもできない」「これ以外ない」といった考え方であるならば、「働き方」を変えるなど、到底できないでしょう。

価値観を明らかにする

普段、仕事やプライベートの生活の中で、自分自身の判断基準や指針などという「考え方」「思考」を意識することはあまりないかもしれませんし、自分が当たり前のように思っていることなので、人によって判断基準が異なるということもあまり意識することはないかもしれません。

しかし、自分の基準や指針を明確にしておくことは、自分の中に明確な価値基準、判断基準が生まれ、確実な行動につながるのです。

フランクリン・プランナーでは、こうした基準や指針を「価値観」と呼んでいます。

だから、フランクリン・プランナーでは、「価値観の明確化」から始めるのです。

あなたの中の明確な価値基準、つまり価値観を明らかにすることが、あなたの働き方を変えるきっかけになるのです。

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