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2日目:価値観を発見する
価値観を発見するためのヒント~週刊誌の記事はどんな内容?
ある出版社があなたの記事を週刊誌に載せようとして、あなたと関係の深かった人々にインタビューを行うことになりました。そのとき、あなたは知人や肉親に何と言ってもらいたいですか?
記事になる時期の設定は何年後でも構いません。20年後、あなたが有名人になったという仮定でも構いませんし、晩年に「ある町の偉人伝」といった無名だけれど人徳のあった人物を紹介するコーナーに取り上げられる設定でもよいでしょう。
インタビューの人選についても自由ですが、目安としては家族から1人、友人代表を1人、仕事の知人を1人の3人程度を選ぶと考えやすいでしょう。彼らにどのように言われたいかを考えてみましょう。
彼らはあなたにどんな言葉を贈るでしょうか? 彼らはあなたの功績についてどのように話すでしょうか? あなたは彼らの人生にどのような影響を与えることができたのでしょうか?
うまく思いつかないときには、こういうふうに言ってほしい、こういう言葉で語ってほしいというように、未来系の言葉でもかまいません。あなたのプランナーに自由に書いてみましょう。書き終わったら、記事で語られる自分と現在の自分を比べてみましょう。何か足りないものはありませんか? 彼らとの関係性を見直す必要はありませんか? もしも気がついたことがあれば、それも書き留めておくとよいでしょう。
価値観を発見するためのヒント~20年後のあなたにインタビュー
道の向こう側からある人が歩いてきます。よく見ると、その人は20年後のあなたでした。
その人は公私共に大成功をおさめ、充実した人生を送っています。成功したあなたがそこにいるわけです。さっそく20年後のあなたにインタビューしてみましょう。
まずその情景について
- 誰と一緒でしたか?
- どのような車に乗り、どんな身なりでしたか?
- 今現在どんな仕事をしているようでしたか?
- どんなところに住んでいそうでしたか?
インタビューしましょう。
- なぜそんな大きな成功をおさめたのですか?
- あなたが今一番大切なものはなんですか?
- 今思えば、何が転機でしたか?
- そこでどんな判断をしたのですか?
- 今、何をしているときが一番楽しいですか?
- あなたを一番支えてくれた人は誰でしたか?
価値観を発見するためのヒント~余命1年で何をする?
人は限りある人生を生きています。ですが、健康に恵まれていれば、人生のタイムリミットを切実に感じることはほとんどありません。しかし、漠然と続くと考えていた自分の人生が残り1年に限定されたとしたら、あなたは何をするでしょうか?
家族のために何かをしようと考えるのでしょうか? それとも今抱えているビックプロジェクトを必ず成功へと導きたいと思うのでしょうか? もしかしたら、毎日心の底から笑いたいと切望するのかもしれません。
1年という限られた時間しかないとして、あなたが「これだけは、やっておきたい」と思うことをプランナーに書き出してください。あなたがやりたいことの中には物理的にとても1年ではやり遂げられないこともあると思いますが、ここでは1年以内にできることだけを考えてみてください。
2003年に『死ぬまでにしたい10のこと』という映画が日本でも上映されました。ストーリーは、失業中の夫と二人の娘と暮らす23歳の主人公が余命2ヶ月と宣告され、「死ぬまでしたいことリスト」を作り、実践していくというものです。その映画の主人公が作ったリストは次のようなものでした。
- 娘たちに毎日「愛してる」と言う
- 家族でビーチに行く
- 刑務所にいるパパに会いに行く
- 娘たちが18歳になるまで、毎年贈る誕生日のメッセージを録音する etc
このように1年でしたいことを挙げてください。
余命1年の間に必ずやりたいことから、今すぐでも実行できるはずなのに行動に移していない大切なことが見えてきませんか?
価値観の説明文は、具体的な目標設定や計画、毎日の行動にとても役に立ちます。あなたの価値観をきちんと説明することができれば、毎日の意思決定に迷いが少なくなります。