1週間で果たす役割や1週間の計画を立てるフランクリン・プランナーのツール 「一週間コンパス」で人生が変わる!

「一週間コンパス」の記入例

●ビジネスに注力したい方のワークコンパス

中堅メーカーに勤める企画営業のAさんはこの1週間はビジネスに注力したいと考え、仕事以外の役割(夫や父親など)を果たす時間をできるだけ少なくするように調整しました。

まず、今週中に10件の得意先に連絡し、アポイント日の調整をします。アポイントが取れたお客様の状態を確認し、その後の様子を伺い問題点や新たな要望があるかを確認することにします。

次に、コンペになっているA商事の企画書と見積書を用意し、B企画のCさん、D社のEさんにニーズを伺い、先週用意した企画書をF社にプレゼンします。さらに、週末までに来期の営業計画を作成し、部長に進捗状況を報告します。

これだけの仕事をこなすには定時で上がることは難しいので、妻には予め仕事漬けの一週間になることを伝えておきます。

●プロジェクトマネジメントのためのプロジェクトコンパス

システムインテグレータのプロジェクトマネジメントであるAさんは、一週間コンパスを進行中のプロジェクトをスムースに進めるためのコンパスとして活用しています。

1週間の早い段階でクライアントと打ち合わせを行い、そのときに出された懸案事項や追加要望などについてパートナーのAさんと対応策を考えます。それと併行して、チームメンバーのBさんに進捗具合を確認します。

それを受けて、Cさんから改善要望を聞き、クライアントからの追加要望に対する対応策を検討し、ボトルネックになりそうなパートナーをリストアップします。また、仕様変更に伴いスキルのDさんに参加してもらう相談します。

今週の一週間コンパスは、正にプロジェクトの軌道修正を行うためのコンパスです。

●家族のためのファミリーコンパス

中堅メーカーの品質管理部に勤めるAさんは繁忙期が一段落したこと受けて、家族との時間を優先するために一週間コンパスを活用します。

一週間コンパスには仕事の予定は記入せず、父親や夫としての役割を記入します。久々に息子と話をすることにし、妻を交えて進路について相談することにしました。そして、土曜日には子供と映画を見ることにしています。

今週の一週間コンパスは、ファミリーコンパスに徹します。

●年間目標実現のためのゴールコンパス

小売業に勤めるA子さんは夫と子供の三人暮らし。毎年4月の第一週に、公私ともに年間目標について考え始めるようにしています。プライベート面では娘として、母親として、自分自身としての役割を、仕事面では部下としての役割を考えます。

例えば、ご無沙汰している親に対して娘として慰安旅行について電話すること、母親としては息子と志望校について話し合うことをメモします。仕事では上司と年間目標について相談します。さらに、自分自身については今後のキャリアアップを考え、妻や友人、趣味のクラブメンバー、会社の同僚などの役割として1年間で果たすべき目標を考えます。

今週の一週間コンパスは、年間目標を考えるゴールコンパスに徹します。

●豊かな人脈作りのためのネットワークコンパス

一週間コンパスにはどんなテーマを書いても問題ありません。例えば、独立を考えている人であれば、豊かな人脈をつくるための行動予定を記入します。

まず、友人として同級生のAさんと一杯やって、最近起業したBさんを紹介してもらう段取りをつけ、後輩として独立した先輩に話を聞くことにしました。ビジネス・パーソンとしては起業セミナーに参加して講師と知り合いになったり、生徒として恩師に電話してC社の担当者を紹介してもらうなど、人脈造りに励みます。

今週の一週間コンパスは、豊かな人脈造りのためのネットワークコンパスとして活用します。

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